様々なうつ|わかりにくく治しにくい脳の病気

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女性特有の悩み

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月経とうつ病

女性特有の悩みに、月経があります。月経は女性に避けては通れない生理現象であり、周期的に発生します。月経が起きることによりホルモンバランスが乱れ、食欲不振やめまい、頭痛や腹痛などの症状に加え、いらいらや憂鬱、不眠や無気力といった精神的症状も発症します。これらの症状を月経前症候群といい、PMSと略します。このPMSは名前のとおり月経が始まる前に発生します。そして、それよりもひどい症状なのが月経前不快気分障害といい、PMDDと略します。海外では、このPMDDもうつ病だとされています。PMDDの主な症状には、PMSの症状をさらに悪化させたものがあります。肉体的症状に関しては激しい倦怠感や不眠もしくは過眠が挙げられ、精神的疾患には絶望感やパニック発作、イライラや不安感などの感情障害に集中力の低下があります。これらは全てうつ病と全く同じ症状であり、悪化することで自殺念慮(不意に自殺したいと思う心理状態のこと)まで発生することもあるので大変危険です。PMDDは生理が終われば自然に収まりますが、だからといって放置していると本格的なうつになってしまうことがあるので、決して軽視して良い症状ではありません。もし、あなたが月経時に激しい感情の暴発や肉体的な症状が出たのであれば、早めに病院で診断をし、PMDDか確認しましょう。

PMDDの対策

PMDDの治療は、基本的にうつ病の治療と似ています。なぜなら、PMDDもまたうつ病と同じくホルモンバランスの乱れによる神経伝達物質の異常が原因だからです。そのため、主に投薬によって体と心のバランスをとることになります。PMDDは精神安定剤や漢方薬といった心を落ち着かせてリラックスさせるものから、症状によっては抗うつ剤を服用し、神経伝達物質の分泌を手伝うこともあります。PMDDの治療も基本的にストレスを軽減して精神を安定させることを主目的に置くことが多いため、よく眠れるお薬などを処方されることが多いです。そして何より大事なのは、周囲の人の理解を得ることです。PMDDというのは理解がない人にとってはただの癇癪にしか見えないものです。しかし、実際にはうつ病に近いものであり、その認識されないことで周囲のサポートが得られなくなってしまいます。よって、一人で背負い込むのではなく、家族には詳しく説明し、理解を得るようにしましょう。