発症から寛解に至るまで|様々なうつ|わかりにくく治しにくい脳の病気

様々なうつ|わかりにくく治しにくい脳の病気

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発症から寛解に至るまで

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寛解までのプロセス

うつ病は、風邪や盲腸といった病気とは違い、治療には非常に長い年月がかかります。ごく初期の段階でも1年程かかり、重度の場合は3年以上かかることも多いです。ここでは、そんなうつ病発症から寛解(ほぼ回復している状態のこと。うつなどの精神疾患は完治ではなく寛解という言葉が用いられます。)のプロセスを見ていきましょう。まず、発症前の段階です。不眠症やイライラ、たまにどうしようもない不安を感じるといった症状が出始めます。この段階ならばまだ発症前に治療することができます。しかし、一度発症するとこれらに加え、様々な症状が出始めます。まず、何事に対しても興味が沸かなくなり、無感動・無気力になってしまいます。また、脳の神経伝達物質が減ることによって感情の抑制ができなくなり、感情障害が起きます。感情障害になることで一度起これば際限なく怒り続けることになりますし、暴力的な衝動に見舞われるようになります。他にも、一度落ち込むといつまでたっても立ち直らず、延々と自分に対して落ち込み続けます。これがよく見るうつの症状です。他にも、睡眠物質であるメラトニンのもとであるセロトニンの分泌量が少ないため不眠症になりやすく、それがもとでますます気分が落ち込んでいきます。他にも、常にストレスで体が緊張しているため、全身筋肉痛にもなりやすいです。

うつ病と上手に付き合うには?

うつは、治療も大事ですがどう付き合っていくかということを考えるのも重要です。初期の症状でも投薬によって日常生活に戻れるまでにほぼ半年近くかかるため、治療期間は極めて長いのです。よって、治すという気持ちで取り組もうとすると焦りが生まれてしまい、それがかえってストレスになってしまいます。大事なのはストレスを感じないということであり、しばらく付き合い続けるという気持ちで取り組んだほうが良いかもしれません。また、家族や知人がうつ病になった場合も、どう向き合っていくかを考える必要があります。うつ病になった人というのは、通常とは少し違った思考になり、とことんネガティブな反応をするようになります。そのため、「頑張れ」といった励ましの言葉ですらマイナスに捉えてしまいます。もし知り合いや家族が鬱になったのなら、励ますのではなく、話を聞くということを重視して付き合いをしましょう。そして、会話の際に相手が自虐的な言葉を言ってもそれを否定してはいけません。ただ、相手の話に相槌を打ち、話を聞くだけにとどめておきましょう。